受講者の感想から紐解く!管理職が「繰り返し受けたい」と感じるラインケア研修の特長 2025/04/14 2025/04/14 産業保健コラム [シリーズ③]管理職が喜ぶラインケア研修の実施方法 管理職がラインケア研修を「定期的に受けたい」と思うのはなぜか? 職場のメンタルヘルス対策の優先施策として「ラインケア研修」に力を入れ、毎年1回のペースで研修を実施する企業が増えています。エリクシアのラインケア研修も継続的に受講する企業が多く、受講後のアンケートでは、「繰り返しラインケア研修を受けたい」「定期的な受講はありがたい」という声が多数寄せられます。忙しい管理職がなぜ繰り返しラインケア研修を受けることに意義を感じるのか、アンケート結果を分析し紐解いていきます。 管理職が喜ぶラインケア研修の実施方法シリーズ[シリーズ①]WHOも推奨!効果的なラインケア研修を企画するための3つのチェックポイント[シリーズ②]管理職のリアルな声!部下のメンタルヘルス対応で本当に困っていること[シリーズ③]受講者の感想から紐解く!管理職が「繰り返し受けたい」と感じるラインケア研修の特長 この記事でわかること(目次)管理職がラインケア研修を「定期的に受けたい」と思うのはなぜか?管理職の負担をやわらげるラインケア研修の効果管理職が不安を感じる「部下のメンタルヘルス対応」という役割ラインケア研修の継続受講が管理職の不安軽減のカギ管理職が継続して受けたくなるラインケア研修の3つの特長特長1:リアリティのあるケースが学びになる特長2:実務へ適応できる学びが多い特長3:復習によって知識が定着するまとめエリクシアでは、管理職の困りごとが解決するラインケア研修をご提供しています すべて表示 管理職の負担をやわらげるラインケア研修の効果 近年、管理職には非常に多くの役割が求められ、業務も多忙を極めています。しかし、ラインケア研修の受講後アンケートを見てみると、忙しい中でも年に1回のラインケア研修受講を前向きに受け止めている管理職が大勢いることが分かっています。 管理職が不安を感じる「部下のメンタルヘルス対応」という役割 近年の日本では、「管理職になりたくない」と考えている人が増えているというデータを、さまざまな場面で目にするようになりました。「管理職は罰ゲーム」といった言葉まで使われる程、管理職は大変だというネガティブな印象が強まっているようです。 その背景には、管理職に求められる役割が増え、複雑化していることがあります。実際、疲弊していく管理職の姿を目の当たりにする場面も増えています。管理職に就くことを敬遠する主な理由として挙がっているのは、「適性への不安」や「責任の重さ」などです。 特に、管理職に求められる役割の中でも、安全配慮義務の観点から必須とされる「部下のメンタルヘルス対応」は、学んだ経験のない方がほとんどです。管理職になると、そうした対応がいきなり求められるようになります。果たして自分にできるのか、適性が分からず不安を感じるのは自然なことです。また、万が一メンタル不調の部下が出た場合、「自分が責任を問われるのだろうか」と不安に思うこともあるでしょう。経験の浅い管理職にとって、急に求められる部下のメンタルヘルス対応は、自信が持てずプレッシャーを感じやすい役割だと言えます。 ラインケア研修の継続受講が管理職の不安軽減のカギ 職場のメンタルヘルスに関する管理監督者向けのトレーニングである「ラインケア研修」の導入は、管理職の負担を軽減できる可能性のある施策です。 エリクシアのラインケア研修シリーズの受講後アンケート、およそ2000件のデータを集計したところ、「ラインケア研修は興味を持てる内容でしたか?」という質問に対し、「興味がもてた」と回答する方が92%と非常に高い数値でした。 この結果は、初めて研修を受講した方だけではなく、ラインケア研修シリーズを継続的に受講している方も含めたデータです。ラインケア研修シリーズの2回目以降の教材には、新しい知識・スキルの学びに加え復習パートも含まれています。それでも、管理職は毎年興味深く学習に臨んでいることが分かります。 また、ラインケア研修シリーズを受講し終えた方が受講する、復習パートのみで構成されている教材「ラインケアドリル」の受講後アンケートおよそ500件の結果を見ても、満足度が96%と非常に高い数値を記録しています。 単発ではなく“継続的に”ラインケア研修を行っても、管理職は高い興味・関心をもって取り組み、受講後には満足感を得ていることが分かります。それだけ部下のメンタルヘルス対応に課題を感じ、負担を軽減するためのヒントを求めているからだと考えられます。 管理職が継続して受けたくなるラインケア研修の3つの特長 忙しさや重責を抱える中でも、年に1回のラインケア研修に対して歓迎や感謝の声を残してくれる管理職が大勢います。 なぜ、定期的な受講をポジティブに受け止めてくれるのでしょうか。ラインケア研修シリーズの受講後アンケートに寄せられた感想を分析したところ、ラインケア研修が支持される理由として、3つの特長が見えてきました。 特長1:リアリティのあるケースが学びになる エリクシアのラインケア研修では、ケーススタディを通して判断方法や対応方法を学んでいくのですが、そういった様々な事例を知ることに対し、メリットを感じている管理職が非常に多く見られました。実際にどのような声が多いのか、アンケートのフリー記述の一部をご紹介します。 ▽現在直面している課題とのリンク・部下との関わりにおいて、事例のようなケースが実際に起こっているため参考になった・実際に関わり方に悩む部下がいるので大変勉強になった・実際にメンバーを想定しながら研修を進めることができた▽過去に対応したケースの振り返り・過去の事例とリンクできて理解が深まった・実際に似たような事例を体験したことがあり、今後も大変参考になると感じた・過去も含めて、色々な部下との面談などを振り返る機会となった 特長2:実務へ適応できる学びが多い ラインケア研修シリーズの受講後アンケートおよそ2000件のデータを集計したところ、「実際に使えると思える内容でしたか?」という質問に対し、「実際に使っている」「実際に使えそう」と回答した管理職の割合は90%以上と常に高い数値でした。また、興味深いのはラインケア研修①、②、③とシリーズ毎に実用性を分析すると、受講が進むにつれ、「実際に使っている」という方の割合が微増していく点です。繰り返しの学習によって、部下のメンタルヘルス対応スキルが身についているという自信につながっている様子がうかがえます。 アンケートのフリー記述からも、実用性の高さを感じている管理職が多いことが分かります。一部ご紹介いたします。 ▽すぐにでも使えそうな実用性・悩ましく思っている事例にどのように対応していくか頭の中が整理された・実際メンタルで休職する方が多く、対応の仕方の手順に使えると思った・具体例や分類表など、これなら自分でもすぐに現場で使用できると思った▽使いやすい体系化された知識・感覚としては理解しているつもりだったが、体系化された知識で腹落ちがした・なんとなく理解していたものが言語化され、スッと理解が進んだ・もし不調者が発生した場合の具体的な流れが確認できた 特長3:復習によって知識が定着する ラインケアをはじめとするメンタルヘルスの知識は一般的に学ぶ機会が少なく、多くの管理職にとって初めて触れる内容です。そのため、一度学習しただけでは、聞きなじみのない用語が頭から抜けてしまうこともあるかもしれません。定期的な受講で「復習」の機会を持つことは、知識の定着に向けて重要なステップと言えます。また、繰り返しの受講は、社内での共通言語を生み出すことにも役立ちます。 実際アンケートのフリー記述でも、復習の良さについてのコメントも多く寄せられています。その一部をご紹介します。 ・忘れてしまうことも多いので、今回のような振り返りは継続してもらえると良いと思う・定期的なラインケア研修は、メンタル不調者とのコミュニケーション内容を見直すことができる良い機会になっている・定期的な開催は知識の定着に役立つため、今後も開催を希望します まとめ 忙しい中でも管理職が「繰り返し学びたい」と思うラインケア研修は、自分の経験と重ね合わせられるリアルなケースが用いられ、実務で使える実用性の高いスキルを得られる点が特長です。また、繰り返し学べる機会が提供されていることが、管理職の自信や安心に大きく寄与していることが分かりました。 上記でご紹介した3つの特長を備えたラインケア研修であれば、管理職は興味を持ち意欲的に学べるため、部下のメンタルヘルス対策に対する「自信」や「安心」を得ることができます。裏を返せば、リアリティのない理想論に偏った事例や、実務で活用しにくいラインケア知識では、管理職は関心を持てず、部下のメンタルヘルス対応への不安感を減らすことが難しいと言えそうです。 ラインケア研修を実施する際には、管理職が「繰り返し学びたい」と感じる特長を押さえた研修を企画し、管理職が部下のメンタルヘルス対応に自信と安心を持てるよう、サポートしていきましょう。 エリクシアでは、管理職の困りごとが解決するラインケア研修をご提供しています エリクシアでは、管理職の「知りたい」にこだわった内容のラインケア研修を提供しています。詳しくはこちら