心理学用語「フロー状態」とは?② 2024.11.19

カウンセラーの相楽まり子です。
前回に引き続き、「フロー状態」について解説していきます。

フロー状態とは、1つの活動に深く没入し、他の何事も気にならなくなり、
その経験自体が非常に楽しいと感じられ、思い通りのパフォーマンスが出せる状態
です。

今回は、活動の最中に必要なフロー状態を生み出す条件について解説します。

ある研究によると、
活動中のフロー状態を構成する要素は5つあるそうです。

① 動きの自動化
何も考えずに体が動く。繰り返し練習し経験を積んだからこそできる領域。
② 有能感
プラス思考で、たとえ何かが起きても対処できる自信を持っている。
③ コントロール感
自分の思考や行動をしっかりコントロールできている感覚がある。
④ 明確なフィードバック
焦ることなく冷静に自分の行動を分析することができている。
⑤ 注意の集中
他のことに意識がそれず、やるべきこと以外は何も頭に浮かばない。

大事な仕事や勝負事に挑む最中に上記5つの条件が揃うよう意識してみましょう。
例えば、①②③であれば繰り返しトレーニングしておくことが有効です。
④であれば、俯瞰する視点や、他の人から助言をもらうことが有効。
⑤であれば、あらかじめ視界に入る刺激を少なくしておくことなどが有効。

5つの要素を頭に入れて、フロー状態に入れる確率を高めていきましょう!

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