前回は、集中力には4種類あることをお伝えしました。「集中の方向が内向きか外向きか」と「集中する範囲が広いか狭いか」この掛け合わせによって、集中の種類は違うようです。今回は、集中力が自然と高まる方法についてお伝えします。 ある一説によると、「集中力の根源は意欲である」そうです。確かに、意欲があれば、どんなことでも集中力をもって臨めそうです。 では、この意欲自体はどう生まれるのでしょうか?意欲が生まれる大元は、「目標」と「自己効力感」です。「目標」が明確だと意欲がわきやすいです。そして、「自己効力感」つまり「自分ならその目標を達成できる」と信じられれば、意欲はどんどんわき起こるでしょう。 意欲を消してしまう阻害要因にも要注意です。例えば、コンディションがそもそも悪いとか、人間関係や物理的環境などに問題を抱えているような状況下では、いくら目標と自己効力感があっても、意欲は抑制され、当然集中力も高まりません。 今、自分には集中力がないと悩んでいる人は、・阻害要因はないか?・意欲(目標・自己効力感)は失われていないか?この二点を明らかにして対策を講じれば、集中力は自然と高まっていくと思います。 次回は、「集中力を高める色彩環境」について解説します。 << 前の記事へ 次の記事へ >> 衛生委員会ホットトピック 季節の話題 信じて得する心理学 サービス情報 「エリクシアレター バックナンバー」 TOPに戻る