最近、ある相談者さんからこんな質問を投げかけられました。「二度寝ってメンタルにとって良くないんですよね?」 確かに「二度寝」という響きは、なんだかダラダラして良くなさそうなイメージを連想させます。果たして本当にメンタルにとってマイナスなのでしょうか。 二度寝をするデメリットは「リズムが崩れ、自律神経が乱れる」ことです。特に、30分以上の二度寝や、三度寝・四度寝の繰り返しは、体内時計の狂いから、心身コンディションに悪影響の可能性があります。 しかし、最近では、二度寝によって得られるメリットにも注目が集まっています。二度寝で心地よくまどろんでいる最中には、下記2つの体内物質の分泌が促進され、ストレス耐性を高め、幸せ気分をもたらしてくれるそうです。 ◇抗ストレスホルモン「コルチゾール」 目覚める1~2時間前から分泌が盛んになり、その日のストレスに備えます。 ◇幸福感をもたらす神経伝達物質「エンドルフィン」 「まだ寝たい」という睡眠欲が満たされることで分泌され、 深くリラックスします。 これらの効果は、10分程度の二度寝でも十分得られるとのこと。 以上、二度寝のメリット・デメリットをまとめてみましたが、カウンセラーとして最も気になるのは、ダラダラ二度寝をする自分を責める気持ち、起きられないことで自己嫌悪や背徳を感じてしまうことだと思います。 自分を責める気持ちを持たず、計画的に短時間の二度寝を取り入れることは、心身にとってむしろプラスの影響が大きそう。 朝の数分のまどろみ時間は、どうぞ前向きな気持ちで取り入れて、幸せ気分を存分に味わいましょう。 << 前の記事へ 次の記事へ >> 衛生委員会ホットトピック 季節の話題 信じて得する心理学 サービス情報 「エリクシアレター バックナンバー」 TOPに戻る