エリクシア保健師の中川です。厚労省は、毎年12月を「職場のハラスメント撲滅月間」と位置付けています。中でも、近頃ニュースで多く取り上げられているものが、「カスタマーハラスメント(カスハラ)」です。カスハラとは、顧客等からのクレームや言動のうち、社会通念上不相当な手段や態様により、労働者の就業環境が害されるものを指します。今回はカスハラ防止のために会社ができる対策をご紹介します。 ■カスハラを想定した事前準備1. 基本方針・基本姿勢を明確に示す基本方針・基本姿勢、対応の在り方を従業員に周知・啓発し、教育していくことが大切です。 2. 相談窓口を設置し、従業員に広く周知する相談対応体制を整えるため、カスハラ相談窓口を設置し、利用方法について従業員に広く周知しておきましょう。 3. 社内対応ルールについて従業員等へ教育する予め対応体制や方法を決め、具体的な社内対応ルールについて従業員研修等を実施しておくことがおすすめです。 ■実際にカスハラが発生した場合の対応事実関係を正確に確認し、被害者に対しメンタル不調への対応等、配慮の措置を適切に行うことが重要です。 カスハラから従業員を守る姿勢を示し、働きやすい職場環境づくりを行っていきましょう。 << 前の記事へ 次の記事へ >> 衛生委員会ホットトピック 季節の話題 信じて得する心理学 サービス情報 「エリクシアレター バックナンバー」 TOPに戻る