カウンセラーの相楽まり子です。前回に引き続き、「フロー状態」について解説していきます。 フロー状態とは、1つの活動に深く没入し、他の何事も気にならなくなり、その経験自体が非常に楽しいと感じられ、思い通りのパフォーマンスが出せる状態です。 今回は、活動の最中に必要なフロー状態を生み出す条件について解説します。 ある研究によると、活動中のフロー状態を構成する要素は5つあるそうです。 ① 動きの自動化何も考えずに体が動く。繰り返し練習し経験を積んだからこそできる領域。② 有能感プラス思考で、たとえ何かが起きても対処できる自信を持っている。③ コントロール感自分の思考や行動をしっかりコントロールできている感覚がある。④ 明確なフィードバック焦ることなく冷静に自分の行動を分析することができている。⑤ 注意の集中他のことに意識がそれず、やるべきこと以外は何も頭に浮かばない。 大事な仕事や勝負事に挑む最中に上記5つの条件が揃うよう意識してみましょう。例えば、①②③であれば繰り返しトレーニングしておくことが有効です。④であれば、俯瞰する視点や、他の人から助言をもらうことが有効。⑤であれば、あらかじめ視界に入る刺激を少なくしておくことなどが有効。 5つの要素を頭に入れて、フロー状態に入れる確率を高めていきましょう! << 前の記事へ 次の記事へ >> 衛生委員会ホットトピック 季節の話題 信じて得する心理学 サービス情報 「エリクシアレター バックナンバー」 TOPに戻る