「妬み」という言葉を聞いて、『ネガティブな感情であり、できれば感じたくないものだ』そうラベルを貼る人がほとんどだと思います。 しかし、心理学では妬みを2つのサブタイプに分けて考えます。 1つは「悪性妬み」です。羨ましさから強いイラつきを感じ、優れた他者を傷つけようという目標と行動が生じます。これは確かに強いネガティブ感情を喚起し、ストレスが増大します。 もう1つは「良性妬み」です。ネガティブ感情ではあるものの、優れた他者に対して率直に敬意を感じ、自分の状況も改善させようという目標と行動が生じます。 意外なことに、良性妬みは自尊感情を強め、主観的幸福感もより強めることが分かっています。これは、『自分を高める行動に繋がるため』と言われています。 人を妬むことは悪いことのように思いがちですが、良性であればそんなに悪い感情ではありません。 妬みの感情を抱えたとしても、人を妬んではダメだと自分を責めないでください。良性妬みとして、目標に向かって行動する原動力に変えていきましょう。 << 前の記事へ 次の記事へ >> 衛生委員会ホットトピック 季節の話題 信じて得する心理学 サービス情報 「エリクシアレター バックナンバー」 TOPに戻る