心理的柔軟性を考える⑤ 2023.7.19

心理的柔軟性とは、「環境に合わせ自分の感情・思考をアジャストさせつつ、
目標達成に向けて必要な行動をとる力」です。

心理的柔軟性は主に3つの要素で成り立つと言われています。
① 今、ここにいること
② オープンでいること
③ 大切だと思う行動をとること

今回は最終回です。
③「大切だと思う行動をとること」について深堀したいと思います。

心理的柔軟性の低い人は、高い人と比較して、
自分の価値観が不明瞭だと言われています。

「自分は何(誰)を大切にして、どう生きたいのか?」
この問いがはっきりしないうちは、人生で目指す先が分からず、
迷いや悩みが繰り返し発生します。

一方、心理的柔軟性の高い人は、大事にしたいことが明確で、
自ずと目指す方向が見えています。
だから、日々の生活において、価値にそぐわない行動が減り、
目的・ゴールに向かおうとする行動を自然と選びます。
価値ある行動が積み重なり、結果的に自分が目指している未来に
近づくことができるのです。

今、日々の自分の行動に不満を感じ、落ち込むことが続いている方は、
まず自分の人生の地図になる「何を大切にするか」を明確にしてみましょう。
そうすれば、なりたい自分に向かう行動が増えていくはずです。

全5回に渡った「心理的柔軟性」のお話はこれで終了です。
心が楽になるヒントがあれば幸いです。

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