心理的柔軟性とは、「環境に合わせ自分の感情・思考をアジャストさせつつ、目標達成に向けて必要な行動をとる力」です。 心理的柔軟性は主に3つの要素で成り立つと言われています。① 今、ここにいること② オープンでいること③ 大切だと思う行動をとること 今回は最終回です。③「大切だと思う行動をとること」について深堀したいと思います。 心理的柔軟性の低い人は、高い人と比較して、自分の価値観が不明瞭だと言われています。 「自分は何(誰)を大切にして、どう生きたいのか?」この問いがはっきりしないうちは、人生で目指す先が分からず、迷いや悩みが繰り返し発生します。 一方、心理的柔軟性の高い人は、大事にしたいことが明確で、自ずと目指す方向が見えています。だから、日々の生活において、価値にそぐわない行動が減り、目的・ゴールに向かおうとする行動を自然と選びます。価値ある行動が積み重なり、結果的に自分が目指している未来に近づくことができるのです。 今、日々の自分の行動に不満を感じ、落ち込むことが続いている方は、まず自分の人生の地図になる「何を大切にするか」を明確にしてみましょう。そうすれば、なりたい自分に向かう行動が増えていくはずです。 全5回に渡った「心理的柔軟性」のお話はこれで終了です。心が楽になるヒントがあれば幸いです。 << 前の記事へ 次の記事へ >> 衛生委員会ホットトピック 季節の話題 信じて得する心理学 サービス情報 「エリクシアレター バックナンバー」 TOPに戻る