前回に引き続き、今回も「心理的柔軟性」について考えていきたいと思います。 心理的柔軟性とは、「環境に合わせ自分の感情・思考をアジャストさせつつ、目標達成に向けて必要な行動をとる力」です。 実は、心理的柔軟性を高めることを最終目標とした心理療法が存在します。それは、「ACT(アクト)」と呼ばれているセラピーで、正式名称は「アクセプタンス&コミットメントセラピー(Acceptance&Commitment Therapy)」です。 どんなセラピーなのかの解説は、ここでは割愛しますが、ACTでは、心理的柔軟性を3つの要素としてまとめています。① 今、ここにいること② オープンでいること③ 大切だと思う行動をとること つまり、「今起こっていることに十分に気づき、 心を開いてありのままを受け入れ、 自分の大切な価値に沿って行動する」ことが心理的柔軟性の高い人だと表現できます。 ただ、そうは言っても、3つの要素はどれも抽象的なので、結局よく分からない!と感じた方も多いでしょう。 そこで、次回から、①~③それぞれをもう少し掘り下げて、心理的柔軟性の正体に更に迫っていきたいと思います。 それでは、また次回。 << 前の記事へ 次の記事へ >> 衛生委員会ホットトピック 季節の話題 信じて得する心理学 サービス情報 「エリクシアレター バックナンバー」 TOPに戻る