私たちは何か物事を判断する時に、2段階の認知システムを使っていると言われています。 〈システム1〉直感や感情によって無意識に素早く判断を下す〈システム2〉意識的に努力して熟考した末、ゆっくり判断を下す 実はシステム1とは、元々持っている思い込み、無意識のバイアス(偏見)です。 この無意識のバイアスは、システム2に非常に大きな影響を与えています。 つまり、人はどれだけ熟考したつもりでも、気づかぬうちにバイアスのかかった判断を下している可能性が高いのです。 システム1の無意識のバイアスは、アンコンシャスバイアスとも呼ばれています。 近年、ハラスメントやマネジメントの研修で扱われることが増えているテーマです。 「女はみんな〇〇な人ばかり」「最近の若い人は○○だ」「妊婦は〇〇すべき」「外国人には〇〇な人が多い」自分の中に、こんな無意識のバイアスはないですか?瞬時に人をカテゴライズして判断する傾向のある人は要注意です。 自分勝手な偏見は捨て、どんな人に対してもフラットな視線を向けられるよう定期的に、自分が無意識に使っているバイアスはないかどうか、点検をしておきましょう。 << 前の記事へ 次の記事へ >> 衛生委員会ホットトピック 季節の話題 信じて得する心理学 サービス情報 「エリクシアレター バックナンバー」 TOPに戻る